航空会社
世界各国を渡る就航路線で、数多くの航空会社がシェア争奪戦を繰り広げている航空業界もまた、価格だけでなくサービスを差別化することで、オリジナリティを求めるブランディング戦略が行われています。
特に、需要の激しい欧米とアジアを結ぶ長距離路線では、消費者にいかにして長時間のフライトを満足してもらうかが課題となっています。
つまり、顧客満足度を獲得することが、ブランドを向上させるカギとなるのです。
それでは、具体的にはどのような手法が実践されているのか紹介します。
通常ならば、航空会社各社がサービスの充実に取り組む場合、機内サービスを向上させることに着目するでしょう。
きめ細やかなフライトアテンダントの接客はもちろん、音楽や映画、機内食、飲み物、機内誌といったクオリティを改善させるポイントは、いたるところにあるのです。
ところが、どの会社も機内サービスには目を向けているので、それらを徹底させるだけでは、大きな差別化には決してつながりません。
そこで、アメリカのある航空会社では、顧客の満足度をより向上させるために、飛行機の外側においてもサービスの向上に徹底して乗り出したのです。
ファーストフード店
ファーストフード店の最大の魅力と言えば、いつでも気軽にふらっと立ち寄ることができて、価格も安く、しかも待たずに食事を楽しむことができることでしょう。
しかし、現状は、ファーストフード業界においても、競合他社に対する熾烈なシェア争いによって、常にさらなるサービスの向上や充実を各社とも目指しています。
それでは、ファーストフード業界においてのブランドディングとはどのようなものか、世界的な企業A社の事例を取り上げて紹介します。
以前、ファーストフード業界はA社を筆頭に、熾烈な価格のシェア争いが激化していました。
それにより、価格破壊が進み、ファーストフード業界の景気は、一時期、落ち込んでしまいました。
ところが、現在、A社は新たにブランディング戦略を確立し、価格だけに頼らない手法によって、価値を独自に見出し、さらにそのブランドを向上させようと取り組んでいます。
その取り組みとは、品質やサービスなどのクオリティを高め、地域や社会に貢献する活動によって、企業ブランドの確立を図ります。
店舗単位でこれらを実践することによって、それぞれの店舗自体をブランドの“発信基地”と認識して運営をしています。